イスラエル
ウィーンで勉強したのは、26年前、イスラエルに行ったのが20年前、まさしく人生の復習をしているような日々。
初めての留学先のホームステイの家族のお父さんが病気で、イスラエルに行くなら、その前に是非ウィーンに寄ってほしいと言われ、それを真に受けてウィーンで途中下車(途中着陸?)。ところが、その後、心臓病の問題は誤診だとわかり、気も晴れたのか、お父さんは元気。当時、あまりにも若く無知だった私は、ホームステイのお父さんは、チェコから亡命した人とは知りませんでした。何か兄弟としゃべっているときは、ドイツ語じゃないなぁ〜みたいな。今は、オーストリアにいても、チェコで車で2時間で、彼の故郷ブルーノに行ける。そこで、ブルーノでドボルザークのオペラ、rusalka(ルサルカ)を聴いた。彼らは言った。「20年前、まさか、故郷に2時間で車で帰れるなんて、信じられないことだった。こんな日が来るまで生きていてよかった。」
最後の日は、ワインケラーへ。
オーストリアは、ドイツと同盟国だったので、イスラエルと聞くと、複雑な心境がある。私が、言うべきことか、どうか。しかし、心底、根深いユダヤ人への差別を感じざるを得ない。彼らは努力していて、もしイスラエルに対する差別的な言動を取ると、刑罰を受けると言っている。でも、「ユダヤ人」という単語だけで、差別的な笑いがこみ上げてくる。何を言っても冗談になってしまう。差別とは、そういうものでしょう。
そういう意味では、イスラエルに来てほっとする。
彼らは、喧嘩は強いし、自己中だが、差別に対しては、自由だ。
つまり、どうしようもない差別心を持っている人は、その心から離れられないでいる。
差別心のない人間は、真の友人になれる。それでも、イスラエル人のパレスチナに対する姿勢は世界的に悪評だ。
シャバットの日、家族のお母さん(つまりおばあさん)の家にいった。初めてイディッシュ語(ドイツ語文法によるヘブライ単語を使った言語)を聴いた。ほとんどドイツ語だ。
ドイツ人とユダヤ人が身近にいた時代に思いを馳せる。
| 固定リンク



コメント
お久しぶりです。
イスラエルにいらっしゃるんですね!!
先生が行かれる前に連絡をとれずにすみませんでした。
ところで、キャレルインタビュー拝見させて頂きました。
ページを開いたらそこには先生の姿が・・・。
お元気そうで、カッコよくて、嬉しかったです。
また、こちらへおじゃまいたします。
私も秋にイタリアへ・・・。
投稿: 横山しのぶ | 2008年4月13日 (日) 16時10分
しのぶさん!
ありがとうございます。やっとインターネットが繋がりました。こちらもキャレルに出たこと、ご報告するの忘れていました。でも、見て下さったんですね。ありがとうございます。またレポートしますね。イタリアからイスラエルは遠くないですよ。イスラエルに遊びにきませんか?
投稿: 桜井真樹子 | 2008年4月16日 (水) 23時38分
桜井様、お元気そうでなによりです。
日本での数回のライブ共演ありがとうございました。私は桜井様の表現に対する情熱と行動力に頭がさがります。
時々、ブログを訪ねます。
投稿: 和完 | 2008年4月21日 (月) 08時52分
和完さ〜ん
ありがとうございます。最後にお目にかかれなくて、心残りでした。ときどき、お便り下さい。すでに、日本語がおかしくなっている今日このごろです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 桜井真樹子 | 2008年4月21日 (月) 15時40分